情報科学研究所共催イベント「さかのぼるみらい展」開催のお知らせ
情報科学研究所は、2月20日から専修大学サテライトキャンパスで始まる展示会「さかのぼるみらい展」を共同開催しています。
この展示会は、専修大学上平研究室の学生が卒業演習として取り組んだ地域ブランディングの取り組みが元になって、地元市民のコミュニティとの交流の中で開催に至ったものです。かつてこの地域にあった過去の遊園地の記憶をさかのぼりながら、向ヶ丘遊園地域の人々は今後どのように望ましい未来を描いていくべきか、その第一歩として小さなツールがどのように人々の気持ちを動かし、具体化させていくことが出来るか、そんな問いを元にデザインを探索してきた過程を、一般の方々向けに公開致します。
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「さかのぼるみらい展」
◎日時: 2019年2月20日(水)〜22日(金)
◎場所:専修大学サテライトキャンパス(向ヶ丘遊園北口アトラスタワー2F)
◎入場料:無料
◎企画・プロデュース
塩濱有紀子(専修大学上平研究室)
◎共催
向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会
専修大学情報科学研究所
◎協力
専修大学ネットワーク情報学部
◎お問い合わせ
sakanoborumirai@gmail.com
◎「さかのぼるみらい展」リーフレットより
2002 年に閉園してから、「向ヶ丘遊園」は駅名だけがうっすらと残る存在になっています。若い世代は、かつてこの地に遊園地が存在していたことについて、ほとんどリアリティがありません。
しかし、この場所にあったモノレールや非日常の娯楽の体験は、地元の人々にとって大事な思い出となっています。また現在も残っている広大で豊かな緑は、遊園地が好きだ、という想いを持つ人々によって守られています。「向ヶ丘遊園」は単なる遺産ではなく、今でも地域の人々をつなぐかけがえのない共有地でもあるようにおもいます。
—このまま忘れ去られ、再開発を待つだけではあまりにも惜しい。この先に広がるわたしたちの未来に向けて、「ここにあった過去から、未来を見つけることができるかもしれない」。そんなことを考えた、地元出身のとある一人の大学生による展示会です。